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ベルチェリの聖エウゼビオ司教  St. Eusebius de Vercelli      記念日 8月 2日


 エウゼビオは、286年イタリアのサルディーニャで生まれ、ローマで教育を受けて340年にベルチェリの司教に任命された。彼は、祈りの生活を養う最善の方法は、仲間の司祭達といっしょに修道者の共同体のように暮らして、互いに助け合うことだと確信して、このような霊的生活を奨励した。
 その頃アリウス派の異端者達がキリストが神性と人性を持たれることを否定していたが、大神学者のアタナシウスがほとんど独りで異端者達に反対していた。その時の皇帝はアタナシウスに大反対して、司教達を集めてこの偉大な聖人を罪に定めるように命令した。エウゼビオはその司教達の一人であったが、死の危険もかえりみず断固と拒絶したためにパレスチナへ追放され、アタナシウスの敵に渡されて屈辱を受けた。361年に皇帝が亡くなり、エウゼビオも自由の身となった。
 多くの学者達はエウゼビオが有名な「アタナシウス信経」を手伝って書いたと言っている。その信経はカトリックとプロテスタントの信者たちに、彼等の信仰及び救い主についての理解を深める上で、非常に大きな影響を及ぼした。彼は371年に亡くなった。